1.はじめに
折れ線グラフでレポートを作成する時に、X軸のデータ量が多いときや1画面に複数のグラフを表示しているために十分な表示範囲を確保できない場合に水平スクロールが表示されることはないでしょうか。この場合に水平スクロールを動かしてデータ確認するのは、ひと手間かかりますね。こんな時に水平スクロールを表示させない方法を紹介します。
2.折れ線グラフに水平スクロールが表示
折れ線グラフのX軸に水平スクロールが表示されています。設定は、折れ線グラフのX軸には、日付(日付型)、Y軸には値(為替の終値)を設定しています。スライダーのフィールドには、折れ線グラフと同様に日付(日付型)を設定しています。それでは、この水平スクロールを表示しない設定を行ってみましょう。
3.折れ線グラフのビジュアルの書式設定
折れ線グラフを選択し、「視覚化」→「ビジュアルの書式設定」→X軸の「型」:「カテゴリ」を「連続」に変更します。
折れ線グラフから水平スライダーが消え、存在するデータが全て表示されました。
また、X軸の日付表示も「yyyy/mm/dd」→「yyyy年m月」に変わりましたね。
今回のデータでは、2022/01/03~2022/11/04の期間になり、そんなに多くないため見やすいですがこれが2年もしくは3年を想定してみましょう。期間範囲が長くなればデータの変化がわかりにくい折れ線グラフになります。こんな場合は、期間を絞るのが望ましいですね。
4.期間の範囲指定
スライダーでも期間の範囲指定が可能ですが、今回はフィルター機能を使用します。
それでは、最近の3か月のデータを表示してみましょう。
現状は「日付」のフィルターの種類は「基本フィルター」ですが「相対日付」を選択します。
フィルターの種類が「相対日付」に設定されていることを確認し、下記変更を行い「フィルターを適用」をクリックします。
・「最近の」→変更なし
・「1-10000」→「3」に変更
・「日」→「月」に変更
折れ線グラフのX軸のデータ範囲が2022年9月~2022年11月の最近の3か月が表示されました。
5.まとめ
折れ線グラフでX軸の水平スクロールを表示しない設定を行いました。これで、1画面に複数のグラフを設定し、折れ線グラフの十分な範囲が確保できない場合でも水平スクロールを表示させずに指定範囲のデータを表示できますね。是非、試してみてくださいね。
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