Power Automate DeskTop Outlook受信メールをExcelへ出力する

１．はじめに
２．Excelテンプレート
３．フローの流れ
- ３－１．フロー概要
- ３－２．Robin言語
４．まとめ

１．はじめに

Outlookの検索機能では、希望通りフィルターにて検索結果を実現することが難しいことがあります。
そんな時に、Excel機能のフィルターで検索出来るように、受信したメールをExcelに出力するフローを作成します。今回、Excelに出力する項目は、日付、From、件名、本文になります。

２．Excelテンプレート

受信メールの情報を出力するExcelテンプレートです。

３．フローの流れ

３－１．フロー概要

　フロー概要及び各項目の設定値を記載します。

　１．Outlookを起動します
　２．Outlookからメールメッセージを取得
　　　アカウントに受信アカウントを設定し、メールフォルダーに出力するExcelを設定
　　　今回は、受信トレイを設定
　３．Excelを起動
　　　受信メールを出力するExcelファイルを設定
　４．Excel　ワークシートから最初の空の列や行を取得
　５．For each 開始
　　　反復処理を行う値に「RetrievedEmails」を設定
　６．Excel ワークシートに書き込む（日付）
　　　書き込む値に「CurrentItem.Date」を設定
　　　列に「1」を設定
　　　行に４．で取得した「FirstFreeRow」を設定
　７．Excel ワークシートに書き込む（From）
　　　書き込む値に「CurrentItem[‘From’]」を設定
　　　列に「2」を設定
　　　行に４．で取得した「FirstFreeRow」を設定
　８．Excel ワークシートに書き込む（件名）
　　　書き込む値に「CurrentItem.Subject」を設定
　　　列に「3」を設定
　　　行に４．で取得した「FirstFreeRow」を設定
　９．Excel ワークシートに書き込む（本文）
　　　書き込む値に「CurrentItem.Body」を設定
　　　列に「4」を設定
　　　行に４．で取得した「FirstFreeRow」を設定
10．変数を大きくする
　　　大きくする数値に「1」を設定
11．End
12．Excelを閉じる
13．Outlookを閉じます

３－２．Robin言語

コピー＆ペーストとして使用してください。
※メール受信アカウントを設定してくださいね！！

Outlook.Launch Instance=> OutlookInstance
Outlook.RetrieveEmailMessages.RetrieveEmails Instance: OutlookInstance Account: `` MailFolder: $'''受信トレイ''' EmailsToRetrieve: Outlook.RetrieveMessagesMode.All MarkAsRead: True Messages=> RetrievedEmails
Excel.LaunchExcel.LaunchAndOpenUnderExistingProcess Path: $'''C:\\user\\mail一覧.xlsx''' Visible: False ReadOnly: False Instance=> ExcelInstance
Excel.GetFirstFreeColumnRow Instance: ExcelInstance FirstFreeRow=> FirstFreeRow
LOOP FOREACH CurrentItem IN RetrievedEmails
    Excel.WriteToExcel.WriteCell Instance: ExcelInstance Value: CurrentItem.Date Column: 1 Row: FirstFreeRow
    Excel.WriteToExcel.WriteCell Instance: ExcelInstance Value: CurrentItem['From'] Column: 2 Row: FirstFreeRow
    Excel.WriteToExcel.WriteCell Instance: ExcelInstance Value: CurrentItem.Subject Column: 3 Row: FirstFreeRow
    Excel.WriteToExcel.WriteCell Instance: ExcelInstance Value: CurrentItem.Body Column: 4 Row: FirstFreeRow
    Variables.IncreaseVariable Value: FirstFreeRow IncrementValue: 1
END
Excel.CloseExcel.CloseAndSave Instance: ExcelInstance
Outlook.Close Instance: OutlookInstance

４．まとめ

受信したメールをExcelに出力するフローを作成しました。
今回は、件名、From、件名、本文でしたが、他のプロパティも用意されていますので
是非使用してみてください。